2020-07-05-Sun 芽むしり仔撃ち
_ [日常] 今日の読書は
コレです。
大江健三郎の初の長編小説だそうです。長編といってもさほど長いわけではないので、一気に読みました。
大江健三郎独特の文章は、決して読みやすくはないんですが、これでなくては表現できないものがあるんだろうな、と思います。
肝心の中身は、もちろん面白かったです。面白いと言うと語弊がありますが、とても惹き込まれました。どうしようもない話なのですが、ノンフィクションといわれても頷いてしまうようなリアリティが素晴らしいです。
そして、現代まで続く日本のムラ社会を改めて考えされられる作品でした。疫病がコロナウィルスに重なって見えたのは、言うまでもありません。今の時代、改めて読む必要がある作品です。