2020-07-19-Sun MotoGP Rd.2 スペイン(ヘレス)
_ [レース] MotoGPスペインラウンドが
行われました。
Moto3は小椋藍が予選15番手から見事2位。小椋藍はレース感と言うか、ポジション取りと言うか、そのあたりが優れている感じです。自分を俯瞰視出来ているのかもね。かつての青木治親を思い出させます。今回のレースも、最終コーナーで思い切りイン側の立上り重視のラインを取ったことが、結果として2位に繋がってますからね。
対して鈴木竜生は、間違いなく速さは持っているんだけど、どうしても混戦に弱い。ゴチャゴチャっとすると埋もれてしまう。ライディングテクニック云々の話じゃないんだろうなぁ。本人が一番よく分かっているとは思いますが。。。
Moto2は長島哲太がこちらも見事に2位。予選で8番手でしたが、速さは持っていたので上がってくるだろうと思ってはいました。ルカ・マリーニになかなか追いつかない悔しいレースだったと思いますが、冷静に走り切って2位は素晴らしい。開幕優勝、2戦目2位は十二分な出来でしょう。なによりチャンピオンシップの流れを引き寄せることが出来たと思います。
そして荒れ模様のMotoGPですが。まずはクアルタラロの初優勝ですね。速かったわー。ほぼ完璧でした。
そしてマルク劇場ですが…。1回目の転倒セーブはマルクでしか有り得ない神業でしたが、最後のハイサイドもまた…近年のMotoGPマシンは電子制御が発達しているので滅多なことじゃハイサイドは起きないんですが、マルクの走りが電子制御を超えちゃったんでしょうね。電子制御のフェール(異常)の可能性も無くはないですが…。マルクは転倒で右上腕を骨折、神経を痛めている可能性もあるということで、もしその場合は長引くことが予想されます。ただの骨折であることを祈ります。
転倒と言えば、予選でリンスが、朝フリーでクラッチローがそれぞれ転倒し、リンスは右肩を脱臼及び骨折、クラッチローは左手舟状骨を骨折とのこと。なんだか転倒もケガも多いですね…。高い路面温度の影響が大きいとは思いますが、やっぱり、事前の乗り込みが足りないせいで、マシンもライダーもセットアップが不足しているのかな。。。(クラッチローの舟状骨ってオレと同じとこじゃん。左右の違いはあるけど)
怪我をしたライダーの一日も早い回復を願うだけです。