2020-10-24-Sat フラットトラックスクールに行ってきました。
_ [バイク] 予定通りに
平尾雄彦フラットトラックライディングスクールに行ってきました。
会場のテストコース今市は大分県大分市今市にあり、自宅からは2時間ほど。8時集合とのことなので、6時10分前に出発、8時15分前に到着しました。
イザ着いてみると、トラックはこんな状況で…。
天気は良かったんですけど、木曜日に降った雨が残っていて、トラックはマディ。とても走れる状態では…という感じでした。実はもっとドロドロだったらしいんですが、あえて掘り返して乾きやすいようにしたそうです。午後からは走れるんじゃないか?ということでした。
そんなワケで午前中はトラックに入れなかったので、その外周にある舗装路で練習です。
こんな外周路を使って、ターンインのイメージ作りをします。当然、フロントブレーキは使いません。リアブレーキはガンガン使います。
書き忘れてましたが、バイクはロードタイヤを履かせたCRM80で参加しました。フラットトラックでは2stはエンブレが掛からないので扱いづらい気がしましたが、そこはリアブレーキでなんとかしました。
注意すべきところは、バイクの重心と人間の重心(体幹と言ってもいい)を極力一致させること。とは言え一致させることはできないので、体幹の延長線上にバイクの重心(一番の回転体であるクランクシャフトと考える)を置くようにすること、だそうです。確かに、重心がずれていたらコントロールするのは大変ですよね。納得です。
それでいうと、この動画はダメなんです。ロードの癖で、体がイン側に落ちています。この状態だと、上半身に力が入ってしまい、コントロールがしにくいのだそうです。言われたことは、「この状態で静止できますか?上体を立てるのとインに落とすのと、どちらが楽ですか?」確かに立てたほうが楽にコントロールできるんですよね。外足でホールドしつつ、腰の下でバイクを遊ばせる感じ。遊ばせるというのもニュアンスが違うかもしれないけど、とにかく力を入れてホールドしないこと。AFTERの動画も有ればよかったんですが…。
また、フロントブレーキは使わないので、スロットルオフをターンインのキッカケにします。厳密に言うとターンインのときはまだストットルは開けていて、寝かし始めてからオフに。すると駆動力を失ったバイクは勝手にインに倒れていくので、ライダーはそれを妨げないように、上体を立ててバイクをホールドし、出口に向けてスロットルオープン。
これの繰り返しです。
いきなり土の上でやるのは難しかったかもしれないので、結果としては、舗装路の上で良かった気がします。後日でも、ちょっとしたスペースが有れば練習できますしね。
昼休みを挟んで、午後はいよいよトラックへ。
まずはスライドの感覚を覚えてほしいということで、リアを振り出してグルグル回る練習です。
他人の動画ですが、こんな感じ。
もちろんこんなに上手く出来ません…ここで早くも数回コケました。
滑る感じを掴んだ(?)上で、コースインです。
実はワタクシ、バイクに乗ってずいぶん長いこと経ちますが、土の上は初めてなのです。。。ヤバし。
で、ヘッポコぷりがコレです。
#71の水色のジャージが平尾先生。オレンジと青のジャージが出来の悪い生徒。さっき言われた、上体がインに倒れる癖がまた出ちゃってます。先生と比べると、スピードの無さもさておき、体が固まっているのがよくわかりますね。。。
この後で言われて修正したのですが、果たしてちゃんと直ったのか?意識して体を立てて、左肘を真っ直ぐにしてみたんですけど、たしかに楽に乗れるような気がしました。
ここで、さっきやった舗装路の上での練習を再現してみる…のですが、アクセル全開のままバイクを寝かし込むのが出来ません。どうしても少し戻してしまう。行けばイケそうな気はするんですが、どうしても恐怖心が先に立ってしまい…。こればかりは自分で克服するしか無いそうです。そりゃそーですよね。だからこその速度域の遅いフラットトラックなんですから。
それでも、なんとなく走りのイメージは掴めた…ような気がします。少なくともやりたいイメージは出来ました。恐怖心があるので一足飛びには出来ないんですが、オッサンは無理もできないので、少しずつ先へ行くしか無いですね。
トラックコンディションは、思っていたのと少し違って、かなりフカフカでした。
(最終的にはこんなコンディションになりました)
イメージではカチカチの土の上、だったんですけど、こういうトラックもあるそうです。こんなトラックだったので、左足に鉄スリッパを履いて滑らせる、という感じでは有りませんでした。でも練習としては同じかな?特に初心者は。
一日参加して、得るものは大きかったと思います。行ってよかったです。
もちろん一日参加したからと言って、一足飛びに何かが出来るようになることなどは有り得なくて、技量的にはほとんど上達していませんが、イメージ作りが出来たように思えます。
そもそも、今回のスクールに参加した理由は、自分のライディングのリセットでした。
去年辺りからどうも、自分のライディングスタイルが崩れてしまっているような気がして、それはタイヤを変えてからなんですけど、どうにもバランスが崩れている気がしたんです。現に今年になって2度も転んでますしね。(タイヤの要因が有ったとは言え)
スクールに参加して、ロードとフラットトラックの走り方が同じであることが身を持って確認できましたし、走りたいイメージの再確認も出来、それがフラットトラックで再現できることもイメージできました。後はそれが出来るようになるまで走るだけです。
って、それが一番難しいんですけどね。
とりあえず今日の目に見えた収穫は、左足が全く上がらなくなったのと、10数回コケたために左腰が打ち身で腫れてるくらいですかね。。。次回は腰回りのモトパンに付いているパッドだけじゃなくて、プロテクターを別に付けていこう…。