2011-03-12-Sat 3月11日(金)のダイジェスト 前編
_ [日常] 想像だにしなかった一日。
3月11日は、VTR250のサスセッティングのため、筑波サーキットに行っていました。
選手権前でパドックは大賑わい。久し振りのワクワク感です。
小型車枠を2本走り、撤収準備も終わって、貸しガレージにて明日のレースに出る友人達と談笑していると…ガタガタと始まりました。
揺れは徐々に大きくなり、次第に常軌を逸する揺れに。
ガレージが潰れそうな恐怖に駆られて、思わず目の前の駐車場に飛び出しました。
それでも揺れは収まりません。立っていられないほどの揺れです。噴水の水が大きく揺れて零れています。地面が割れそうです。トラックが倒れるかと思いました。
ただ事じゃないのは直感で分かりました。言いようのない恐怖を感じました。
揺れは数分間続きました。こんなことも今まで経験した事がありませんでした。
震源地が400km!ほどの帯状だったらしいので、遠くの地震波が通り過ぎるまでに時間が掛かったんでしょうね。
数分間の揺れののち、とりあえずは揺れは収まりましたが…。
隣のi-Factoryで準備していた、レディースレースに使用するCBR150が数台倒れました。
都内に居るはずのヨメと自宅の様子が心配になりましたが、当然携帯は通じないので、メールにて連絡。i-modeもなかなか通じず、何回も送信してようやく送る事が出来ました。(でもヨメのau携帯には届いていなかったようです…。数時間後にまとめて届いたとか)
震度5クラスの余震が続いており、ヘタに動くと危ないので暫く様子を見ることに。
始終揺れています。ニュースでは6〜7mの津波が来るので注意して下さいと言っています。絶望的な気持ちになりました。
3〜40分ほど経ったでしょうか。
余震はまだまだ続いており、筑波サーキットの停電も続いていましたが、まずは帰宅する事にしました。
筑波を出ると、やはり信号は動いていません。あちらこちらでブロック塀が倒れ、屋根瓦が落ちています。不安そうな顔の人々が外に出ています。
信号機が動いていないので、大きめの交差点では渋滞が始まっていました。
帰宅を急ぎますが、ヨメとの連絡が取れません。ニュースで見る限り都内は大きな被害はないようだったので、怪我などの可能性は低いと思っていたのですが、帰宅出来ない可能性が高いので心配です。
メールがジャムっていると、どうにも連絡が出来ません。
そうする間にも、ナビで見ていたNHKのTV映像からは悲惨な津波の状況が映し出されていました。
直視出来ない惨状に、吐き気がし気分が悪くなりました…。
栃木はかなり酷い揺れで、仕事場の建家内にバイクが泊めてあるのですが、<br>20台位が転倒。ガソリンが流出。火災のリスクが高まった為仲間と手分けして余震の中引き起こしました。<br>消火器を傍らに置き余震の度に外へ脱出…。<br>生きた心地がしませんでした。<br>後で知りましたが近隣工場で亡くなられた方も。まさに生死の境目でした。
栃木も相当酷かったようですね。想像するだけで恐怖を感じます。<br>本当に無事で何よりでした。。。<br><br>皆さんの冷静な行動が海外メディアでも賞賛されています。<br>http://sankei.jp.msn.com/world/news/110313/asi11031319340002-n1.htm