2006-04-13-Thu 雨に降られた。
_ [病] 入院した母の様子は
やっぱり難しそうだった。
酸素マスクはもちろん、栄養剤やら薬やらのチューブが何本も身体に刺さっていたし、幾つかの計測器も24時間稼働していた。
医者の先生方も4〜5人体勢で診察してくれている。
ここは先生方と、母の体力と気力を信じるしかなかった。
翌日に見舞いに行くと、昨日よりは随分楽そうな表情。どうやら治療(投薬)が上手く効いているようだ。
それでも、予断を許さない状態であったのは間違いなかった。
更に次の日。
顔色は更に良くなり、前日よりは明らかに具合が良さそうだ。顔や手などのむくみも随分無くなってきている。
本人も随分元気を取り戻してきていた。
その後は順調に快復していった。
4日後には酸素マスクが取れて酸素チューブになり、更に3日後にはそのチューブも外れて、点滴による投薬も無くなった。
CTやレントゲンによる診断でも、入院した当初と比較すると別人のように良くなってきていたそうだ。
適切な治療が上手く行き、ホントに順調に、入院した当初がウソのように元気になってきていた。
心配していた急性の間質性肺炎の疑いも、ほぼ無くなったと考えて良いようだ。病気の原因はやはり、抗ガン治療の副作用だったらしい。
最近はリハビリがてら、院内を歩いているそうな。階段も上り下りできるようになったと、昨日、見舞いに行ったときに聞いた。
そして、上手く行けば今週末には退院できそう。まだまだ暫くは安静だけど、家に帰れれば気分的には随分楽になるからね。
病院はホントにヒマで辛そうだから。
一時はどうなるかと思ったし、最悪の事態も想像してしまったけれども、なんとか落ち着いたようで、本当に良かった。
人間、何が起こるか分からないね。一寸先は闇だ。
後悔の無いように生きるって言うのは難しいけど、日々を一生懸命に生きて行くしかないんだな、と改めて思ったここ2週間だった。
第一幕終わり。