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2025-04-06-Sun クランクケース交換後編

_ [バイク] クラックが入った

CB900Fレーサー号のクランクケース交換、何とか95%終わりました。

今日は3時(勿論AM)からスタート。まずはケース洗浄の続きから。

 

昨日終わらせたつもりだったんだけど、ロアケースでやっぱり気になるところが有ったので、また1時間ほどかけてシコシコと。旧車の作業は半分以上が洗浄とチェックだと思いますねぇ、ホントに。

んで、ケースを上下合わせてボルトを締めてひっくり返してヘッドを載せる。排気側カムを取付けて祈りながらカムホルダーボルトを締めると、はい、案の定カムホルダーメネジが抜けました。速攻でヘリサート加工です。幸いにして奥が袋になっている所だったので、周囲を覆ってヘッドを取付けたまま加工。ホントは垂直がちゃんと出せないからダメなんだけど…。

気を取り直してもう一度排気カムを取付けたら、今度は違うところが…。脱力しながらもう一度ヘリサート加工。今度も奥が袋になっている所だったのは不幸中の幸い。

で、カムにカムチェーンを取付けようとしたら、どうやっても付かない。なんで????と思いながら何度もやり直したけど、どうやっても付かない。チェーンが微妙に短い。

色々考えていくと、カムチェーンガイドがカムチェーンを噛み込んでいるとしか考えられない。ガイドを付け直すにはヘッドを外さないとできないので、仕方なしにヘッドを外しました。

ヘッドを外してカムチェーンガイドを引っこ抜くと、カムチェーンがたぐまっていた形跡が。やっぱりか。

このカムチェーンガイド、純正品じゃなくてNZのV&Hってところのヤツです。2021年から使ってます。これ、摩耗も無くて結構良いんだけど(なにより純正新品が出ないので有り難い)、あちこち寸法がタイトで、結構気を遣うんです。この部分も純正は何も気をせずに組めるんだけど、これはチェーンを張りながら巻き込まないように組まないとダメだと今回わかりました。2時間ほど無駄にした…。

画像の説明

組みなおすと当然ながらちゃんと組めました。疲れた。

 

続いてバルタイ取り。相変わらず自作のバルタイ治具が大活躍。ホントにこれは楽。めんどくさいバルタイ測定が楽しい。

 

ここまでくればほぼ完成。オイルポンプ付けてヘッドカバーを付ければエンジン単体での作業は終了です。

画像の説明

 

そしてようやくエンジン搭載。実は1100Fフレームに1100Fクランクケースは初めての組合せで。これまでは900Fのリジッドケースでした。

勿論、純正のラバーマウントならば何の問題も無いんだけれど、リジッドマウントに変更するので確認しながらの作業が必要。マウントラバーの代わりに入れるカラーは予め作っておいたんだけど、個体差もあるしで最終的には現物合わせが必要なので。

で、やっぱり一つ問題がありました。リア上側右の着脱できるエンジンマウント、これはサイクロプスカスタム製のアルミ削り一体物にしていたんだけど、寸法が1mm長い。これは物が悪いんじゃなくてカラーを作るときのうっかりミス。仕方が無いのでジャンクボックスから750Fの同エンジンマウントを発掘してきて、カラーをありあわせのアルミカラーで寸法合わせして、何とか搭載できました。後で寸法を確認してみたら今回の組合せでレイアウト通りでした。あーあ。

フロント側も微妙に寸法が違うんだけど、これはシム調整程度でOKでした。

 

そんな感じでようやくエンジンが搭載完了。後は時間との戦い。

クラッチ付けて、スプロケ廻り組んで、キャブ付けてエキパイ付けて、18時半にタイムアップ。残念ながらエンジン始動までは辿り着かず。

画像の説明

まぁ、ここまでできればあと2時間は掛からない筈なので、来週末のHSRは何とか走れるかな?