2015-12-25-Fri 試乗三昧。
_ [クルマ] 連休初日は
あちこちへ試乗に出掛けました。
最初はシトロエン。
DS3のミッションが変わったそうなので、乗せてもらいました。比較としてC3も。
まずはC3から。
エンジンが1.2Lのノンダーボなので、流石に力が無い。ミッションも5速のAMT(シングルクラッチのセミオートマ。ETG5と呼ぶ)なので、1→2速、2→3速あたりのシフトアップで変速ショックが大きく、ちょっとなーという感じでした。
これに298万円(乗出し価格)は出せん…。
続いてお目当てのDS3。任天堂じゃない方。
エンジンは1.2Lのターボ。110PS有るので、まずまずの動力性能ですかね。決してパワフルじゃないけど、日常使いには必要十分かな。
ミッションはC3とは異なり、トルコンの6速。いわゆる普通のオートマです。これは違和感なし。最近特に評判の良いアイシン精機製だそうです。
足回りは極めてコンフォート。フワフワじゃないけど、柔らかく乗り心地が良いです。もう少しスポーティーかと思っていたので、ちょっと意外でした。WRCイメージが強すぎたかな?
別物なのは分かっているけど、コンセプトも別モノでした…。
スタイリングは結構好きなんですけどね。
内装もシンプルながら品が有って、良い感じです。
ちなみに乗出し価格は366万円。良いクルマではあるけど、やっぱり割高感は有りますね…。
次はルノーです。
ルーテシアのホットモデルである、RSトロフィーを試乗させてもらいました。出たばかりのNEWモデルです。
これが良かった!1.6Lのターボで220PS。この位パワーが有ると面白いね。
モード切り替えてNORMALにしておけば、レスポンスも緩やかになって乗りにくさは全くなし。SPORTとかRACEにするとレスポンスも良くなりパワーも上がる。シフトスピードも短くなるらしいけど、これは分からなかった。
ミッションは6速のDCT。定番のゲトラグ製。これは不満無しです。もちろん変速ショックなんてないし、トルコンみたいな滑り感も無し。
足回りは結構締まってますね。シトロエンが路面の凹凸を感じさせない乗り味だとするならば、こちらは不快にならない範囲で路面の状況を教える感じ。
結構長い試乗コースを運転させてもらったんですが、その道中にはちょっとクネクネしているとこもあったので、そこではかなり楽しませて未来ました。面白かった。
内装もスポーティーな感じで好きです。ステアリングのセンターラインがニヤリポイント。シートもホールド感が良くかつ乗り心地も良いシートでした。メーターもゴチャゴチャしていなくて〇。シンプルが一番。
かなり気に入ったなー、いいなー。
お値段は382万円でこっちも結構イイなー(苦笑)
ルノー熊本はお店の対応も良かったです。フレンドリーなのはもちろん、クルマが好きなんだなーって思えました。しっかり試乗させてくれたしね。
気に入ったルノーに後ろ髪を引かれながら、帰りがけにMINI熊本に寄ってみました。アポなしだったんですが、幸いにして試乗できましたよ。
ターゲットはMINI ONEとCOOPER Sだったんですが、残念ながらONEは試乗車無し。その代りにCOOPERとCOOPER Sなら試乗車が有るということなので、両方とも乗せてもらいました。
最初はCOOPER。
このグレーがまず気に入りました。こういう中間色に弱いオレ。良い色です。人気が無い(らしい)のも高ポイント。
COOPERとCOOPER Sの違いは主にエンジンなので、比較で書きます。
こっちがCOOPER Sです。パンパーとかホイールとかが違います。
そのエンジンの違いですが、COOPERは1.5Lの3気筒ターボ。COOPER Sは2Lの4気筒ターボ。"S"の有無でエンジンが全然違います。3気筒は当然パワーが劣るわけですが、それ以上にガラガラと煩い。ディーゼルっぽいメカノイズで、ちょっと気になります。対して4気筒の方は至って平和。調律されている感じ。3気筒はラフです。
営業さんは、「乗り比べた方はほぼ4気筒の方を買われます」と言っていましたが、ナルホドという感じです。
ミッションは両方とも6MT or 6AT。ATは通常のトルコンですが、こちらもアイシン精機製だそうで、良い出来でした。ただルノーのDCTと比較すると、トルコンの滑り感がやや感じられたかな?とは思います。あえて言えば、というレベルですけどね。
ハンドリングは…試乗コースがかなり混んでいて、営業さんもなるべく混んでいないところを選んでくれたのですが、それでも激込みで…つまり良く分かりません。ただやっぱり、COOPER Sの方がコツコツ感はありましたね。Sの方が、ホイールがインチアップされている影響も大きそうですが。もちろん、COOPER Sでも不快さとは無縁です。
リアビューでは、COOPERの左1本出しマフラーに対して、Sはセンターの2本出し。ミニと言えばセンター出しの印象が有るワタクシ。Sのマフラーエンドはちょっと嬉しい(笑)
インテリアは基本デザインは同じで、Sの方が表面処理で高級感を出している感じですね。シートはかなり違っていて、Sの方がホールド感は有りつつ座り心地も良い感じでした。
写真はCOOPER Sです。
そうそう、このインテリアですが、センターのメーター周りがピカピカ光ったりしてちょっとギミックっぽい。あまり好きじゃないなぁ。
比較試乗すると、悩むことなくCOOPER Sの一択ですね。気になるお値段は、COOPER Sで444万円…。高っ!COOPERの車両本体価格はSより60万円程度安いけど、ナビがオプションだったりホイールが15インチだったりシートがしょぼかったりするので追加&変更したりすると、価格差はかなり縮まってしまうと思われます。やっぱりCOOPER Sしかないかな。
最後にKING OF MINIであるJOHN COOPER WORKS(JCW)のこともちょっと。
納車待ちのお客さんのクルマがJCWでした。ここまでいくと素直に羨ましいですなー。
バカでかいブレーキディスクに対向4ポッドキャリパーとか、なにそれ!って感じです。
エンジンにも手が入っていて、231PSだそうですよ。トルクだって32kgf・m。まぁご立派。エンジン&排気音だってやる気に溢れていて惚れそう。しかもATもあるそうで!
い、イカンイカン。冷静に冷静に。
見積もりは出してもらわなかったけれど、車両の価格差が76万円。オプションを選ぶ必要が無いので差額は30万円ほど縮まったとしても乗出し価格は490万円程度か…。我に返りました(笑)
実はJOHN COOPER WORKSの方も試乗車が有るらしいんですよ。今日は出払っていたみたいですが。また来て乗って下さい。何だったら半日くらい乗り回してきてもいいですよ、と言われましたが…さすがに気が引けるなぁ(苦笑)
そうそう。ここの営業さんもクルマ好きって感じで、なかなかの好感触でした。
というワケで3メーカー5台を乗ったワケですが、一番ピンときたのはルノールーテシアRSトロフィーですね。これは良かった。
実際に走らせても速いらしく、ニュルの北コースで先代のポルシェボクスターSとほぼ同じだったそうです。恐るべし。