2025-08-15-Fri 桜花
_ [日常] 「桜花」という
航空機があった。
いや、航空機とはとても呼べない。呼びたくない。ロケットに粗末な羽根が付いただけ、機体は木製、総重量の8割は爆弾の、特攻兵器である。
その腹下の写真をTwitter(現X)で初めて見た。
衝撃的だった。そこには何もなかった。通常の航空機にあるべき「脚」が無いのだ。着陸することが無い桜花には確かに不要なのだ。何と合理的なのだろう。
(あまりに衝撃的だったので引用・紹介させて頂く)
桜花の裏側
— LEGODZILLA (@LEGODZILLA3) August 13, 2025
本当に何もない。今まで知識でしかなかったけど、実際に見ると怖気がする pic.twitter.com/vZNykwt9mc
自分はモノをつくる人間なので、これを設計・製造した人々のことを考えた。その人たちはどんな想いだったのだろう。
泣きながらつくったのか。命令だからと心を殺していたのか。それとも、国の為に当然だと血をたぎらせていたのか。
命令を受けて設計・製造に携わった人がどんな想いだったとしても、個人を責めるつもりはない。間違いなく言えることは、こんな機体がつくられること、いや、発案されることは、二度と有ってはならない、ということだ。
今日は終戦の日、否、敗戦の日だ。先の戦争は間違いだった。そして負けた。そのことを今一度考え、戦争放棄を憲法で謳った国の国民として、同じ過ちを繰り返さないと誓う。
そういう日に、今日はしたい。
Wikipedia : 桜花 (航空機)
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