2020-09-14-Mon MotoGP Rd.7 サンマリノ
_ [レース] 昨日のMotoGPも
良いレースでした。
Moto3では小椋藍が2位、鈴木竜生が3位。共にどちらが優勝してもおかしくないレースでした。小椋藍の勝負強さは本物(間違いなくMotoGPに行けると思う)だし、竜生も混戦に弱いという汚名を返上できそうな感じになってきました。次戦も同じくミサノだから、より一層期待です。
Moto2は、哲太はどうにも噛合わないレースでした。最終ラップで転倒しちゃうし…。前戦で復調の兆しが見えてきただけに、今回のレースでまた落ちなければいいんですが。哲太の課題は「悪いときは悪いなりにまとめる」だと思っていて、それは今年になって相当向上したと思うんですが、ここ暫くは残念な結果が続いてしまっています。仕切り直しが出来るか?
MotoGPは、"フランキー"モルビデリが初優勝!完璧なレースでした。2位に入ったバニャイヤと共に、VR46アカデミーの出身です。そして200回目の表彰台に期待が高まったロッシですが、最後の最後にミルに交されて惜しくも4位。無念。
そのロッシは、『アカデミーを作ろうだなんてアイデアを実行した奴は誰だ?』なんてことをレース中に思ったそうですが(笑)、でも結果には満足しているそうです。まぁ、本音は相当悔しいでしょうけどね。3位に入れれば、教え子二人と共に、地元で、表彰台を独占できたわけですから。
「アカデミーを作ろうなんて思ったやつは誰だ!」ロッシ、教え子に敗れるも満足
こぼれ話ではないですが、モルビデリは今回のレースに、スペシャルヘルメットを被って参戦しました。
テニス界では全米オープンに出場した大坂なおみ選手が、人種差別に抗議するために7人の黒人被害者の名前入りのマスクを着けて入場し、そして優勝したことが記憶に新しいですが、モルビデリ選手も「平等」のメッセージを込めたヘルメットを用意しました。
詳細は下のリンクを見て頂くとして、イタリア人の父とブラジル人の母から生まれたフランキーが、どのような想いでいるかを想像できる素晴らしいエピソードです。
「新型コロナウイルスはこれを嫌な方法で僕らに思い出させてくれたけど、平穏な日々でもこれを覚えておく必要があるんだ。だから、これができるだけ深刻にならない方法での、最善のメッセージだったと思う」
モルビデリ、母国戦で反人種差別示すヘルメットを用意。“平等”のメッセージ送る