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■ 日 々 の 過 ち ■

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2020-09-30-Wed 不公平は公平だ。

_ [日常] 日々生きている中で

どうしようもない出来事に遭遇することは、誰にでも有り得ることだ。

失業、病気、災害など、誰の身にも降りかかる可能性がある。

ならばそれを皆で支えようというのが、国の社会保障である。失業保険、生活保護、健康保険、災害給付などはそのためにある。

これらの社会保障は、その恩恵を受けない人々にとっては、不公平を感じるかもしれない。「俺たちの税金があいつらだけに使われている」という不満だ。

だが、先にも書いたように、これらは誰にでも起こり得ることだ。ならばそれを皆で支えるのが、「国」の果たす使命ではないのか。不公平は公平なのだ。

加えて言うならば、制度に対する不満は制度の不備を問うべきであり、それを受給する人々へ吐き出すものではない。

 

しかし、それを是としない勢力がある。新自由主義を推し進める者たちだ。彼らは自己責任を旗印に、社会保障を削り、実力偏重の資本主義を推し進めようとしている。彼らにとっては、不公平はまさに不公平であり、自己責任である。社会保障は最小限にすべきという。竹中平蔵氏が打ち出した月7万円のベーシックインカムとそれに付随する生活保護と年金の廃止は、それを如実に表している。

 

日本国民は、いい加減、気付いて考えなければならない。このまま新自由主義路線で行くのかと。言うまでもなく、菅政権はゴリゴリの新自由主義である。