2019-12-11-Wed 今が悪夢。
_ [日常] 何かあると
『悪夢の民主党政権時代』と唱える人達がいますが、なぜ悪夢だったのか。
行政が停滞した最大の原因は、官僚との関係が上手くいかなかったことです。
それまでは自民党〜官僚との阿吽というか慣れ合いというか、とにかくそれなりに上手くやっていたわけです。それが良かったかというともちろんそうではなく、官僚政治の弊害が叫ばれて久しかったんですね。つまり、選挙で選ばれたわけでもない官僚が、実質的に行政を主導している、という局面が多々あったわけです。今の大臣を見ていてもわかりますよね。大臣はお飾りでしかなく…。
それに楔を打って、政治主導でやろう!と旗揚げした民主党政権でしたが、官僚の反発たるやそれはもう!政府与党が何かをやればやるほど空回りし、初心者与党の不慣れも加わって大混乱し、結局は殆ど何もできずに崩壊したわけです。
その自民党も、必ずしも官僚政治を是としていたわけじゃないんですね。どうにかして官僚をコントロールしようとした。そこで2014年に出来たのが『内閣人事局』です。これは官僚のトップクラスのポストを内閣人事局が決める、という制度です。それ自体は悪いことだとは思いませんが、ひとつだけ見落としていました。それは『政』の側がマトモであるという前提のもとに、この制度が成り立っているということです。
マトモじゃない者たちが『政』を主導した結果、人事権を握られた官僚は常に政府与党の顔色を窺うようになり、国民ではなく政府与党のために働くようになった。それがここ3〜4年で起こっている(モリカケをはじめとした)問題の根本です。追記するならば、現場役人と官僚トップとの軋轢があり、行政がうまく機能していないだろうことも想像に難くありません。一例を挙げるなら、マイナンバーって何なの?って話です。
もう、ダメなものはダメと言いましょうよ。ダメな奴は降ろしましょうよ。ホントにこの国は崖っぷちまで来ていますよ。見て見ぬふり、気付かないふりは止めましょう。この国を救うにはそれしかありません。