2019-06-28-Fri いだてん 第1部完
_ [TV] いだてん第24回が
放映され、第1部が最終回を迎えました。
ようやく追いついて観たわけですが…。
いやぁ…凄かった。今までの話が最後にスッとまとまる快感。一貫したメッセージを受け取りました。
いだてんって群像劇みたいなもので、名もない市井の人々の営みが歴史を作っていることを丁寧に描いているんです。それは清さんであったり小梅であったり竹早の女学生であったり、そしてシマちゃんであったり。それぞれ皆がちゃんと生きている。歴史を作っている。
有名な武将は出てこないけど、ちゃんと歴史を感じるんです。これが大河じゃなくて何が大河か。
日本の学校教育で蔑ろにされている近代史をちゃんとやっているんです。
(余談ですが、歴史でいちばん大切なのは近代史だと思います。むしろ近代史から遡って勉強したほうが面白いんじゃないかな、と常々思っています)
歴史ドラマであり、人間ドラマであり。ホントに素晴らしい。
ただ、内容が濃密な分、見る側にも真剣さが求められます。制作側と視聴者側の真剣勝負。ながら観ではこの面白さは分かりません。そんなプログラムがあることだけで貴重に思えますね。
今週末の第25回から、後半戦第2部に入ります。太平洋戦争を経て東京オリンピックを描く第2部。どんな話になるのか今から楽しみです。