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2012-06-30-Sat バイクは乗らないと分からない(超長文)

_ [バイク] どうにも気に入らなかった

MONSTER696をお供に、ショートツーリング&試乗大会に行ってきました。

AM5:00に自宅を出発。秩父から神流湖方面を抜けて、関越でまずは川越まで。ここまでがショートツーリング。

んで、モンスター696(以下M696)ですが。

 

…結構イイかも。

 

なんつーか、アレですかね。

第一印象が悪くて「なんなの、アイツ!」だったのが、分かり合うウチに次第に魅力を感じていくってヤツですかね。少女マンガの王道的な。

第一印象を悪くしている最大の原因が、低くて絞り角が殆ど無いハンドル。フロントに乗るようにして走るとハマルんだけど、一般道ではストレスが溜まる。

エンジンもガシャガシャ煩くて味わいもないなぁと感じたんだけど、乗っているウチに、低速トルクは無いけどソコソコ粘るし、高いギアでダラダラっと引っ張っても、やや苦しそうではあるけどバラバラバラ…ッ!っと加速するので、なかなか愛嬌がある。悪くない。

引っ張ると6000rpmくらいからブィーン!って感じで9000rpm近くまで気持ち良く回るので、これはかなり気持ちが良い。パワーは無いけど、ちょっとしたストレートでも回して引っ張れるので、扱いきれる感じで好み。排気量が大きくてパワーが有りすぎると、回しきる場所が極めて限られるので、M696位のエンジンパワーは非常に好ましい。

 

ハンドリングの印象は、初日からあまり変化はない。とにかく軽くて、フロントタイヤが真下にある感じ。自由自在ではあるんだけども、ちょっとペースが上がるとイマイチ挙動が分かりにくい感じもした。これは多分サスセッティングのせい。

フロントフォークは1Gで結構沈んでいるのにリアサスは殆ど動いて無くて、リアを中心にフロントのみがシーソーのように動く。

なので、フロントが深くストロークするような下りのヘアピンみたいなトコだと、かなりつんのめってフロントタイヤをコジルような乗り方になってしまう。

もう少しリアを動かして、ピッチングモーションを出したい。ちょっとセッティングを変えてリアサスを動かしてやると、もっと分かりやすくて乗りやすくなるんじゃないかなぁ。

 

ストリートを流している時も、渋滞路を除けば結構気持ちが良い。ブィーンと軽く回るエンジンはレシプロ飛行機のようで(乗ったこと無いけど)、なかなか好ましい。ちょっとした加速も適度にエンジンを廻せるので、満足度が高い。

ライトウェイトスポーツって感じで良いなぁ。気に入ったなぁ。うーん。

 

ただ、やっぱりハンドルとシートだけはなんとかせねば。

ハンドルは幅が広くて絞りが殆ど無いので、親指の付け根に力が掛かってしまって痛くなる。低さよりも幅の広さと絞り角の無さが問題。

ワタシは身長170cm。身長がもっとあって手も長ければ良いのかもしれないけど、ちょっと厳しいね。

画像の説明

なのでハンドルはもう少し幅を狭くして絞る。高さはバー1本分くらい高く。あまり高くすると、フロント荷重が減ってハンドリングが変になりそうなので、したくない。

でもこれをやると、ハンドルスイッチがタンクに干渉するので、ハンドル切れ角が致命的に少なくなること必死なんだよな…。それを見越したのか、ハンドル切れ角が調整出来るようになっているのがなんとも(苦笑)

シートはとにかく、強烈な前下がりをなんとかしたい。前に座った方がハンドリングが良いのは分かるんだけど、ずり下がって来るのはイヤだ。前だけ3cmくらい座面を上げたいな。

 

っとまぁ、色々手を加えないといけないんだけど、唯一無二な魅力があるのは確か。結構欲しくなりました。

 

画像の説明

 

 

川越に到着してからトライアンフのストリートトリプルに試乗する予定だったんだけども、運悪く乗れず。いや、自分が悪いんですが。

ホントは明日の予定だったんだけども、明日は天気もビミョーだったので、急遽アポ無しで突撃したら店長が不在。まー仕方ないっす。

 

次はKTM中野でDUKE690なんだけど、ちょっと時間が余ったので、小金井のカネバンへ。

お目当てはMOTO GUZZIのV7シリーズ。

 

乗ったのはV7 CLASSICと

画像の説明

 

V7 RACERですよ。

画像の説明

 

なんだかちょっと気になる存在だったグッツィのV7シリーズ。

カネバンでは気軽に試乗させて貰えました。ありがとうゴザイマス。

んで感想ですが。

素のCLASSICは「ふーん」って感じだったけど、RACERはイイね。基本的にライポジが違うだけらしいんだけど、妙にシックリ来るし、何よりカッコいいっす。

渋滞の新青梅街道と裏道をチョロチョロと乗せて貰っただけだけなのでハンドリング云々は良くわかんないけど、一体感もあるし乗りやすくて良いんじゃないかなぁ。

ただ、買うまでのインパクトはないので、お礼を言ってお店を後にしました。

んでもライポジひとつで、元は同じバイクがあそこまで印象が変わるんだなぁ。改めてライポジの重要さを痛感しました。

 

 

最後に新青梅街道を上り、中野まで。

おおぅ、この辺って久し振りに来たな。ちょっと懐かしい。

KTM中野の店長は友人の友人?ということもあり、DUKE690を好き勝手に乗せて貰いました。ありがとうゴザイマス!

 

DUKE690ですが、これは面白いなー。

690ccも有るシングルエンジンなのに、400ccクラスのように軽く吹け上がる。スゲェ。

3000rpm以下だとちょっと苦しそうだけど、それから上はホントに軽快に回る。68ps、7kgf・mも有るので、パワー感は十分。DBW(Drive by Wire)のお陰か歩くようなスピードでも扱い辛さはない。良いエンジンだ。

 

ライポジはちょっと腰高。ほぼモタードだった前モデルに対して、今モデルではフツーのネイキッドになったと聞いていたんだけど、まだモタード風味は残っているね。コーナーで足を出すか膝を出すか迷う感じ(w

まぁ、実際に出すのは膝だろうけど。

身長170cm足長め(w のワタシだと、両足のカカトが僅かに浮く。足つきってあまり気にしないけど、良いに超したことはない。車重も軽いので取り回しは楽です。

これも試乗は混み混みの青梅街道だったので、ハンドリングはあまり分からず。でも街中を軽快に駆け抜けるのは楽しいね。ライポジも完全に上体が起きるモタード風なので、見晴らしが良くて乗りやすい。いい。

かなり魅力的ではあるんだけど、唯一気になるのがモタード風なライポジだなぁ。勿論悪いワケじゃないし、これはこれでアリ!なんだけど、もう少し乗り込まないと自分に向いているのかどうかがワカラン…。

折角なので、今まで乗ったことのないタイプに乗ってみるのも良いなーとは思いますが。

 

DUKE690は大人気らしく、新車は完売状態だそうで。次回入荷は11月らしいんだけども、試乗車を回してくれるという話もあり…。これだったら7月末には納車可能だそうで。ううむ、これも縁か?

なにしろカッコイイよなー。

画像の説明

 

 

明日はいよいよ本命?のトライアンフ ストリートトリプル。

楽しみ。