2011-06-19-Sun 予感は大切に。
_ [バイク] 昨日に引き続き
CB900Fのバラシです。
エンジンを降ろすのはかなり慣れたので、自作台車とジャッキを駆使して一人でサクサクと。
べ、別に手伝ってくれる人がいないワケじゃないんだからねっ!
ヘッドをはぐり、ピストンとご対面。
写真では黒っぽく見えるけど、実物はココまで黒くない。でもちょっと濃いめかも。
ナラシで1000km、公道を500km、サーキットで400kmの合計1900kmなので、カーボンの体積もなく、またWPC+モリブデンショットを行ったピストンも傷ひとつなく良いカンジ…え?
なんだこれ?
3番ピストンに2本の筋が。なんだ??
シリンダーをチェックすると。
ちょっと見辛いけど、2本の筋状にシリンダーが削れている。深さは0.2mmくらい?結構な段差。
な、なんだ!?
考えられるのはピストンピンの干渉。もしかしてピークリ(ピストンピンサークリップ)を入れ忘れたのか?と思ってチェックするも、ちゃんと入っている。
おっかしーなーと悩みながらよく見ると、なんだかピークリが随分沈んでいるような…。
ピストンピンをそのまま通してみると、なんと華麗にスルーしてしまうではないか。ピークリが機能してないぞ。
ピストンにピークリを入れたまま内径を測ると、なんと17.0mm。ピストンピン径も17mm。そりゃスルーする罠。
他の気筒のピークリ内径を測ると、16.75〜16.80mmだった。これでもちょっと径が大きい気がするけど。。。
他のピストンのピークリを持ってきてクロスチェックすると、今度はピストンピンは抜けない。でも内径を測ると17.0mm。
要はこういうことかね。
・3番ピストンだけ、ピークリ溝が加工不良で大きかった。
・最初はピークリとピストンが馴染んでいないため、微妙に干渉してピストンピンは抜けなかった。(だから気付かなかった)
・エンジンが回っているうちにピークリとピストンが馴染み、ピストンピンがピークリを乗り越して抜け出てくる。
・ピストンピンがシリンダースリーブに干渉!
実はちょっと、イヤな感じが無いでもなかったのだ。
・最近、3番ピストンだけ微妙にオイリーだった。
・300kmしか走っていないオイルが妙に汚れていた。
エンジンは調子良かったし異音もなかったんだけど、なんとなく気になったので、フレーム修理のためにエンジンを降ろしたついでに全バラしてみたんだけど…開けて良かった。
このまま走っていたら、遅かれ早かれエンジンブローしてた(汗)
幸いにして発見が早かった?せいか、メタル類にダメージは無く、3番ピストンとスリーブ以外は異常なし。これだけ何とかすれば問題無さそう。
とはいえ、どうしようかな。とりあえずは前に使っていた1069ccピストン&シリンダーを引っ張り出すしかないんだけど。
でもこれ、ピストンクリアランスが怪しいんだよな。
一度測ろうとしたんだけど測定が難しくて放棄したことがあり、あまりやりたくないんだけど…教えて貰いながらやるしかないな。
それともいっそのこと、例のアレを使って一気に排気量アップか!?(マネーマネー)
まぁ、イロイロと頑張りますよ。
こんなことってあるんですね。<br>むむむ、私のは大丈夫かな・・・。<br>超素人が組んでますし・・・。
殆ど無いレアケースだと思います。。。