2009-09-07-Mon 前足テスト。
_ [バイク] と、言うワケで
昨日のテスト結果をば。
・ストローク10mm短縮
狙いは動的姿勢を前下がりにすること。
通常はフォークの突き出しで調整するけど、既にオレのCB1069Fのフロント回りは限界まで突き出しており、これ以上下げるとフォークのアウターチューブとボトムブリッジがぶつかってしまう。(実は今でもオイルロックを全部使うとドツく)
これはFのアウターチューブが長いせいなんだけども、このため、これ以上突き出しを増やすことが出来ない。(アウターが長いので嵌合長が長く取れ、剛性的には有利なはず)
なので、フルストローク位置はKeepしたままストローク量を詰めることにより、フロントを下げることを狙ったのだ。乗車1Gは合わせたので、その付近ではフロント車高は-10mmとなっている。
結果。
フロントに荷重を掛けやすくなり、初期旋回力が大幅に上がった。重さを感じず、スパッと曲がる。だからといって切れ込むことも無く、定常円旋回ではあまり変化は無い。ストロークの奥の方を使った時の車体姿勢は、改修前とあまり変化が無いはずなので、これは狙い通り。
また、フロントとリアのバランスが取れたのか、直進しながら軽くロールしたときの前後の動きがシンクロするようになった。以前より前が高い気がすると感じていたんだけども、それが解消されたカンジだ。
今回やったことは、沈み方向だけ考えると、イニシャルをガンガン抜いていって1Gを10mm増やした時と同じなんだけども、それだと伸び側、主に伸びきり近辺でバネ反力が異常に弱くなってしまうため、接地抜けなどが起こりそう。なので、伸び側ストロークを規制してやるために、ストロークを詰めたのだ。
筑波を走ってどうかはテストしてみないと分からないけど、少なくともテストするに値する結果にはなったかな。
5速全開でも振られなかったので、高速安定性も悪くない、と思う。
・フォークオイル MOTUL#20
乗り心地悪!
フラットなトコは悪く無いんだけど、ギャップでガンガン突き上げて辛い。減速帯なんか最悪。左手首が今でもズキーンと痛いっす。
#10→#15にした時も「ちと突き上げがキツイなぁ」と思ったけど、今回は更に倍!ってカンジ。ちと厳しい。ストロークスピードが高い領域で減衰過多。
カートリッジエミュレータのセッティングを変えないとダメですなぁ。イニシャル荷重はKeepしつつ、バネレートを落とす方向でセッティングしてみよう。(黄色バネ→青色バネに変更予定)
伸び側スピードは、結構しっとりした感が有るけど、まだ足りないかもしれない。
これはちょっと走ってみてから決めよう。伸び側減衰過多は怖いからねぇ。
・ステップポジション
今までのモノに対し、40mmBACK、18mmUP。
コーナーに入っていく時に、ステップを蹴りやすくなってステップワークがやりやすくなった。いいかも。
ただ、ツーリングにはちと上過ぎて、膝がキツイ。1時間も乗っていると膝を伸ばしたくなる。2時間乗っていると膝が痛くなる。
公道では18mm下げた位置かな…。(上下2ポジションなので、18mmダウンはすぐに可能)
とりあえず、テスト結果は上々なので、早く筑波を走りたいぞ。
9日に行きたかったけど、ちと休みが取れなかったので、12日(土)にはなんとか走りたいなぁ。予約は取ってないから、当月予約を頑張らねば。
私の場合、エミュレーターのバネレートを下げても突き上げ感はあまり軽減されませんでした。<br>いちばん効果があったのは、リリーフバルブと本体の間に切り欠きを入れたワッシャーをかませて、リーク量を増やすことでした。<br>切り欠き量を調整することで、リーク量調整が可能です。<br>うまい加減のリーク量を見つけると、初期のアタリを柔らかくしつつ、その先の圧ダンピングをキープできます。
>まめしばさん<br>COMPとTENのバランスが崩れているのが、最大の原因じゃないかと感じています。<br>COMPに対してTENが足りないので、オイルの粘度を上げるしかないんですが、すると粘度が高すぎて上手く動かない気がします。<br>RACE TECHの推奨粘度は10番相当だった筈ですし、その辺りを基準に作られているのではないかと。<br><br>そもそもCB900F(US仕様)のTENのオリフィス穴って、NSR-Miniよりデカイんですよ…。<br>やっぱり、柔らかいオイルが使えるように、オリフィス加工をしてみようと思っています。