2022-02-08-Tue ロードスター990S
_ [クルマ] マツダ・ロードスターが
マイナーチェンジしまして、990Sというグレードが限定追加されました。
990Sの990は車重から来ており、1t切りをPRしています。元々のSグレードも1t切りだったんですが、今回はレイズのアルミホイールやブレンボのブレーキキャリパーなどの追加装備が、特別感を醸し出しています。
そして、今回の目玉がKPCという姿勢制御技術。簡単に言うと、ABS等のシステムを利用して、コーナーイン側の後輪に僅かに制動力を加えることによって、後輪のインリフトを抑え、ロールを減少させる、という技術です。ハードとしては追加部品は無いので、重量増はゼロ。追加の部品代もゼロと言うことで、なんとも素晴らしいシステムです。
その990Sが近所のマツダディーラーに入荷したそうなので、先日試乗に行ってきました。
自分の初期型NR-Aと比べて、まず違うのは乗り心地。メチャクチャ良いです。自分のNR-Aはビルシュタインの純正車高調整で一番下げて-20mmとなっているので、それと比べるとストローク感もあるし、なにより当たりが柔らかい。快適。990SはバネもダンパーもECUも専用だそうで、絶妙なチューニングになってますね。
そしてKPC。横滑り防止のVSCをオフにするとKPCも切れるということなので(システムは同一なんでしょう)、オンオフを切り替えながら試乗してみましたが、その辺を走るレベルでも効いているのがわかりました。0.3Gから働くとのことですが、明らかにロールが減って、鼻先がスイっとスムーズにインに向くようになります。これは効果的です。いいなぁ。なんでもマツダはソフトウェアのアップデートで既存機種への対応も検討しているそうなので、その時は是非やりたいと思いました。
市街地メインの15分程度の試乗でしたが、自分のNR-Aとの違いは十分に分かりましたね。良いなぁ、これ。とても気に入りました。
でも、帰りに自分のロドちゃんに乗ると、「やっぱりこれよね」と思ってしまうのです(笑)
それにしても、マツダと言うメーカーは、ものづくりにポリシーを感じますね。規模は大きくならなくてもいいので、こういうメーカーは生き残って欲しいなぁ、と改めて思いました。