2022-02-25-Fri まさかと思っていた。
_ [日常] ハッキリ言って
プーチンは、ウクライナ情勢の緊張感を作り出すことこそが目的であり、軍事侵攻はしないだろうと思っていたのですが、最悪の事態になってしまいました。
わかったことは、プーチンはまごうことなき独裁者であり、独裁者の末路の姿であること。歴史は栗化すこと、です。
更に腹立たしいのは、こんな暴論。
志位さん、共産党はこれまで9条で他国から侵略されないと仰ってたのでは? https://t.co/WMqoGYkZuj
— 松井一郎(大阪市長) (@gogoichiro) February 24, 2022
この世界の情勢で、どうしてこんなことが言えるのか。開いた口が塞がらない。政治家としてというより、人としてどうなのかという話だ。
そして大手メディアさえも。
「9条で日本を守れるの?」ロシア侵攻で懸念噴出、共産は危機感https://t.co/VCRhiNKT2Q
— 産経ニュース (@Sankei_news) February 25, 2022
護憲勢力は警戒を強めており、特に夏の参院選に向けて「9条改憲阻止」を訴える共産党は火消しに躍起となっている。
既に産経新聞はマトモな言論を持っているとは思っていないけれど、それにしてもこれは酷すぎる。悪質なミスリードだ。
憲法9条は自国を守るためのものではなく、他国を二度と侵略しないという決意だ。憲法前文を読み返すべきだ。まさか、それすらも読み取れない程に国語力がないのか?
一万歩譲ってその論調に乗るとしたら、憲法9条が無ければ侵略されないのか?と聞き返すだけだけどね。
憲法学者として報道ステーションなどにも出演しているこの人も、こんなことを言っている。
私が「自由と民主主義」を否定していると批判している人がいるが、それは誤解。「それを守るのは簡単ではない」というのは、守るべきだという前提に立っている。私は「単にお題目として唱えていれば守れる」という安易な考え方を問題にしているだけ。
— 野村修也 (@NomuraShuya) February 25, 2022
本当に法学者か?言葉の裏に、本当の意図が透けて見えるよ。
『「単にお題目として唱えていれば守れる」という安易な考え方』をしている人なんて居るんですかね。そんなこと、当たり前だ。だから日本国憲法には『不断の努力』とあるんでしょ。
そこかしこに、『戦争反対なんて言うだけじゃ無意味だ』とか、『憲法9条?役に立たないじゃん』という、ニヒリズム二もなっていない暴言が散見されるが、言葉の力をバカにしたら、全てが終わる。力に力で対応を始めたら、行きつく先は人類の破滅だ。そのことに目をつぶり、自己欲求のためだけの主張をする人々を、私は心底軽蔑する。