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2020-01-06-Mon いだてん

_ [TV] 2019年は

「いだてん」の年でした。

ホントに素晴らしい作品でした。この作品を通して、明治から昭和39年(1964年)までの時代を感じることが出来ました。そしてその時代が今に繋がっていることを、実感できるようになった作品でした。

 

私は1971年生まれ、昭和46年です。当然昭和39年の東京オリンピックは知りません。

でも私の父は昭和18年生まれ、母は昭和20年生まれですので、多感な10〜20代をその時代に生きた世代です。当時のことを聞くことはあまりありませんでしたが、結婚したころに洗濯機を持っておらず洗濯板を使っていたとか、TVは白黒だったとかなどのエピソードは時折聞くこともあり、それは私をその当時と結び付けてくれます。

父や母を通じて、今は確かに父母の青春時代と繋がっていることはイメージできるのですが、「いだてん」はそれを更に明治まで繋げてくれました。

 

話は逸れますが、父は満州生まれです。当時、軍属で技師だった祖父と帯同していた祖母は満州におり、そこで生まれたそうです。一歩間違えれば中国残留孤児だった、と語ってくれたことがあります。

神回と称され、クドカン自身も一番書きたかったと語っている第39話「懐かしの満州」ですが、私の場合は父の出自もあり、更に増して印象深い回でした。

更に余談ですが、祖父はその後、戦後に雨後の筍のように乱立した二輪/四輪メーカーのひとつを立ち上げたそうです。残念ながら本田宗一郎のようにはなれませんでしたが、父は二輪で川越街道を爆走していたそうですし、今の私があるのも必然かな、と思ってしまいます。

 

大幅に話が逸れました。

今年は2回目の東京オリンピックがあります。正直言って、諸手を挙げて歓迎する気持ちではありません。金の使い方ですとか、商業主義になってしまったようにみえるオリンピックってどうなの、という気持ちは常にあります。あり過ぎます。

でも、どうせやるんなら「面白いことやんなきゃいけないんだよ!」ですよね。

おかしいものはおかしいと言わなければいけませんが、それ以外は、精一杯応援したいと思います。

アスリートの皆さんは、「自分のため」に、精一杯のパフォーマンスを。

我々は、それを共有し、共に喜ぶことが出来ればと思います。

 

「いだてん」は明治から昭和までを、文字通り韋駄天のように駆け抜けました。はっきり言って、ながら見で楽しめる作品ではなかったと思います。視聴者にも真剣さが求められました。でも、遊びは真剣にやるからこそ面白い、ということもあります。なので、たまにはこんな作品があってもいいと思います。だって面白いじゃんね!

 

だが俺は麻生久美子担だ!