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2017-11-03-Fri HSRで最終テスト。

_ [レース] 本日は文化の日です。

カレンダーに祝祭日がない弊社ですが、文化的活動をすべく、会社をサボ…いやいや、有給休暇を取得しまして、バイクでサーキットをグルグル回るという超文化的な活動をしてきました。

 

前回からの変化点ですが、

・リアサスをオーリンズ グランドツインからアラゴスタへ

・キャブのスロットルバルブカッタウェイを3.0から3.5へ

・同時にキャブのニードルを5182-2段目から5181-3段目へ

・スパークユニットをCB750からCBR600F3へ

・ファイナルレシオを17x40から17x39へ

・ステップポジション変更

これだけ一気に変えてしまいました…。特にスパークユニットとキャブは互いに影響する可能性もあるので、本来は禁じ手なんだけど、時間もないので仕方がない。決め打ちでダメだったら戻すだけ。

 

んで、結果ですが。

・アラゴスタ

オーリンズのグランドツインに対してアドバンテージは有り。スロットルを開けていく時のリアの安定性が増した。安定して開けられるのでタイムも出る。特に高速S字で効果が大きい。セッティングもわかりやすく、扱いやすい。気に入りました。ドーバーはコレで行きます。

オーリンズのグランドツインもかなり良くて、その差はちょっとだけど、ギリギリで走っていると、その差は小さくないと感じました。

画像の説明

   

・キャブ

以前から問題だった、5〜6000rpm付近+スロットル開度5〜60%で一瞬だけ濃くなって息ツキを起こす現象。ニードルがストレートから1段目テーパーに切り替わるところなんだけど、ここが何をやっても解消できなかった。

それに対してカッタウェイを3.0から3.5にし、低開度のエア供給量を増してやり細いニードルを使えるようにして、テーパーの切り替わりの変化量を少なくしてやろうというのが狙い。

これはうまく行きました。データ上はまだ濃くなる症状は残っているんだけど、乗る分には息つきは発生せず、問題なし。よし!

 

・スパークユニット

ずっと使ってきたCB750だと10000rpmでレブカットが入る。これはこれでエンジンには優しくていいんだけど、ギアレシオの関係でもうちょっとだけ回したかったので、レブカットが13300rpmであるCBR600F3に変更。レブカット回転の変更だけなら何の問題もないんだけど、点火カーブも変わってしまうので…。

結果としては、これもOK。むしろ5〜7000rpmあたりでの加速が良くなった感じ。点火時期的にはリタードされているので、今までのテスト結果とも一致している感じですね。もちろんレブカットも入らないのでヨシ。

 

・ファイナルレシオ

前回は17x40で最終コーナー手前とメインストレートで4速に入ってしまい、シフトダウンが2速落としでタイムロスになっていました。これを17x39にしてなおかつ10000rpmでのレブカットを撤去することで、両方とも3速で回しきってシフトダウンは一つで済むようにしてみました。

走ってみると、シミュレーションどおりでいい感じ。10000rpmをちょっと超えるくらいまで回してギアレシオがバッチリ合いました。HSRならこれで決定です。使うギアは2〜4速。

ツクバはリア1T落としで17x38でイケるんじゃないかと。

 

・ステップポジションとステップバー

ポジションは今までで一番シックリ来ました。外足の力も入りやすくて良い感じ。またグリップの良いハルクプロのステップバーも足裏にガッチリ食い込んで良いです。ステップバーも大切だなーと再認識しました。

 

タイム的には11秒前半でコンスタントに走れたので、春頃より1秒以上はアベレージで底上げできたと思います。タイヤも10時間使用のド中古だったので、マトモなタイヤを履かせれば10秒はイケるでしょう。新品入れてレースアタックすれば1秒近く縮まる…といいな。

 

他、プチトラブル。

・リアの車速センサーのハーネスが切れ掛かっていて、車速が途切れ途切れになってしまいました。断線しかかっていたところは発見して修理したのでOK。

・2本めのコースインして数週後、いきなり2気筒死ぬ症状が出まして。ピットインしてイグニッションコイルあたりのカプラーをゴソゴソすると復活したのでそのまま走り、なんとか大丈夫だったんですが、走行後に確認すると、コイルに繋ぐ端子部のカシメが抜けかかっているのを発見。端子を付け替えて(多分)大丈夫。

いや〜、事前にトラブル出しができて良かったです、ほんと。

 

3本走ろうと思っていたんですが、2本で一通り確認できたので、3本目はキャンセルしました。やることもほぼなくなったし、コレ以上走ると少しずつリスキーな領域に入りそうだったので、安全をみてです。あとはツクバでセッティングします。

 

走行後は、ハーネスの修理、タイヤを新品に交換、オイル交換、ファイナル交換など。マシンの方はコレで一通りツクバに向けての準備は完了、かな?

画像の説明

 

今日は写真で一緒に写っている赤いCB900FのSさんと一緒のピットでした。

Sさんはまだ走り始めたばかりでタイムも伸びずに悩んでいるようで、見て感じたことをちょっと伝えてみました。そうしたらコレが上手くいったようで、3秒縮まった!と喜んでいました。具体的にはマシンのリア車高を下げただけなんですけどね。どうもリアが高すぎて乗り辛そうに見えたので。

自分のアドバイスでうまくいくと、これはまた嬉しいですね。自分のタイムアップとは違った喜びというか。自分も少しは分かるようになってきたのかな?なんにしろ良かった良かった。

 

明日も走行枠は有るんですが、走行も止めて、明日明後日はツクバに向けての最後の準備をします。いよいよです。