2016-10-02-Sun クラッチとかミッションとかバネとか。
_ [バイク] 春先に組み直してから
滑りが発生していたクラッチですが、改めてバラしてチェックしてみましたが…バネの自由長が何だか短い?1100のスプリングにしては短すぎる。結構長いこと使ったからヘタッた可能性もあるけど、もしかすると750用かもしれん…。
ひとまず、1100よりレートの高い某車流用スプリング(新品)を組んでみました。これで直ってくれぃ。
【追記】調べ直した結果、短いというのは間違いで、スプリングは1100用でした。
同時に5速に入りにくい現象をチェックすべく、チェンジスピンドル〜ミッションドラム周りを確認。これは異常なしだったけど、手持ちのスピンドルをいくつかクロスチェックしてみたら、微妙にタッチが良くなったものが有ったのでそれに交換。でも多分変わらないな、コレは。
手でギアを変えて感触を確認すると、やっぱり5速だけが僅かに動きが渋い。これはミッション本体だなぁ。
同時に、長いシフトアームを使ってシフトペダルのストロークを長くしていたモノを、元々使っていた短いシフトアームに交換。ペダルストロークを短くして強制的に叩き込む作戦。(というか元に戻しただけなんですが)
これで直らなかったらミッション交換かな。
最後にフロントフォークのバネレートを測定。
前から思っていたんですが、計算値で出したバネレートと実走の結果がどうにも合わない。もっとレートが高いはず。
で、フォークを外して体重計を使って簡易的にバネレートを測定してみました。
やり方としては
1. フォーク単体にする
2. フォークカラーを抜き、プリロードを0にする。
3. Oリングとかタイラップとかのストロークセンサーを付ける。
4. 体重計の上にフォークを乗せ、体重を掛けてグィ〜っとフォークをストロークさせる。
5. 最大値を読んで、その値からフォーク単体の重量を引くと荷重になる。
6. ストロークセンサーのストローク量を測定する。
7. バネレートk=荷重(kgf)/ストローク量(mm)で算出する。
5回ほど測定したけどほぼ数値は揃ったので、概ね信頼できるんじゃないかと。
で、計算して出していた数値が0.83kgf/mm、測定値が0.90kgf/mm。0.90kgf/mmなら実走のデータとほぼ合うので、納得いく数値かな。
計算で出していた数値も、バネの直径をφ5→φ5.1とすると0.90kgf/mmになるので、こんなモンなのかも。
とすると、やっぱり0.85kgf/mmを試してみたい。高速コーナーとかで前が高い印象なんですよ、今。いろいろやっていくうちにイニシャルもほぼ掛けないセッティングになってしまったし、基本的にバネレートが高いんじゃね?と思ってました。ただ、計算値の0.83kgf/mmだとバネレートが高いことは計算上は考えにくいし、新しいバネもこれより下げるのはどうなの?と思っていたので、今回改めて測定してみたトコです。
理論と実測が一致して、ちょっとスッキリしました。
凄いですね。<br><br>数値化して記録すれば、修正も容易ですもんね。<br><br>勉強になります。<br><br>今度のテイストはグレートヒーローズのゴディー1135Rの手伝いで参加します。<br><br>ご活躍期待しています。
自分の感覚が信用できないので、数値と体感の両方で攻めるようにしています。