トップ «前の日記(2020-11-28-Sat) 最新 次の日記(2020-11-30-Mon)» 編集

■ 日 々 の 過 ち ■

2003|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2018|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2019|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2020|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2021|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2022|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2023|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2024|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|
半期 四半期 全カテゴリ




2020-11-29-Sun 続々続々・ツナギの悩み

_ [レース] 目下の悩みは

ツナギのエアバッグ対応なんですが。

いろいろ調べて考えると、今着ているGENIUSは、改めて良く出来てると思います。

特徴的なネックガードですが、これは転倒時にヘルメットがここに当たって、首がグキッとならないようになっているんです。首が動く範囲では動かして、曲がり過ぎるとヤバいところでは制限すると言う感じですね。

 

特徴的なネックガード

画像の説明

ヘルメットが当たって首はこれ以上曲がらない。

画像の説明

 

前から。

画像の説明

横方向もここのプロテクターに当たって、首が曲がり過ぎないようになっている。同時に鎖骨の保護にもなっている。(ヘルメットで鎖骨を折る例は多いらしい)

画像の説明

 

ダイネーゼのD-Airも首の保護という点では同様の考え方のようです。

画像の説明

ダイネーゼさんのWebSiteより引用しました。

 

他、肩の可動範囲でも、改めて感心しました。

画像の説明

肩の可動範囲が制限されていて、これ以上後ろに行きません。これで脱臼を防ぐそうです。もちろん、通常のライディングフォームでは問題はなく、自由に動かせます。

この後でGENIUSの前に使っていたツナギを着てみたら、肩の可動範囲が全く違いました。GENIUSの保護能力の高さを改めて実感しました。

エアバッグを内蔵で対応しようとすると、当然、エアバッグが開く範囲をツナギに設けなければならないわけです。現在、MotoGPで使われている内蔵タイプのエアバッグシステムは、DAINESE、Alpinestars、IXONの3社。

この中で、Alpinestarsは最もエアバッグの開く範囲が大きくなっています。それに対応して、シャーリングの範囲も広くなっている。Alpinestarsと同じシステムを使っているRSタイチのツナギを実際に見ると、腰から肩にかけて、かなり大きなシャーリングが入っています。写真を見る限り、Alpinestarsも同様です。

画像の説明

RSタイチさんのWebSiteから引用しました。

試着は出来ていないので、機会があれば是非、可動範囲を確認してみたいと思います。

Alpinestarsユーザーに、肩(脱臼)の負傷者が多い気がするんですよね。。。(M.マルケス、中上、リンス、クラッチロー(靭帯損傷))

ちなみにDAINESEは、エアバッグの範囲を首・肩・鎖骨に限定し、ツナギの開く範囲(シャーリングの量)も最小限にしているようです。

 

そんなワケで、改めてGENIUSの素晴らしさを実感しているんですが、でもエアバッグ対応をしなければ、来年からHSRは走れないワケで。

 

昨日HSR九州に赴き、改めてエアバッグについて聞いてみました。

エアバッグと言ってもいろいろあり、MFJ公認のものと非公認のものが有ります。MotoGPで実績のあるDAINESEとAlpinestarは公認ですが、IXONは非公認。ワイヤータイプのHIT-AIRは公認です。

で、HSRとしては、エアバッグであればMFJ公認非公認は問わないとのこと。DAINESEやAlpinestarのストリート用でもOKだそうです。IXONもOK。

 

その上で、エアバッグ対応を検討すると。

 

1.HIT-AIRのエアバッグベストをツナギの上に着用。

2.HIT-AIRのネックエアバッグを以前着ていたRSタイチのツナギに加工装着。(ツナギ内蔵タイプ)

3.IXONのエアバッグを購入し、以前着ていたRSタイチのツナギをエアバッグ対応に改造する(JUBETで(恐らく)対応可能)。IXONエアバッグと補修用ボンベはJUBETで購入可能。

4.IXONのエアバッグを購入し、JUBETのエアバッグ対応ツナギをオーダー。

5.RSタイチのTECH-AIR対応ツナギを購入し、同時にAlpinestarsのTECH-AIR(Race)を購入。

6.DAINESEのエアバッグ対応ツナギを購入。

 

と、このような選択肢になります。

費用は1→6の順に高額になり、1だと5万円程度。6だと40万円オーバー。

 

1.は安いんですが、着るベストには、どうしてもルックスに拒否反応が出ます。首のエアバッグにも、前回書いたような懸念が。

2.は割とスマートですけど、1.と同様の懸念が。RSタイチのツナギも損傷はないけど10年は経っているので、ボチボチ劣化が始まっている。デザインもツルシなので満足度が高くない。

3.はIXONのエアバッグの正規取り扱いが日本になく、保守の点が心配。RSタイチのツナギの件は2と同様。

4.3.と同様のIXONの懸念と、JUBETのツナギを見たことがないことへの不安がちょっとだけ。

5.はエアバッグシステムの保守の問題がひとつ。2回まで作動するのはDAINESEより有利。あとは肩の可動範囲の懸念と、40万円前後の金額の問題が。

6.はオーダーはマジで金銭的にも納期的にも現実的じゃないので、ツルシが体型に合うかどうか(修正ができるかどうかも含め)と、エアバッグを作動させた時の保守の問題。1回作動させると要メンテナンスですから。

 

ってな塩梅で、どうにも決められないんです…。

はぁ〜、参ったなぁ…。