2017-02-09-Thu PKO
_ [日常] 稲田防衛大臣が
呆気にとられることを言いました。
PKO派遣されている陸上自衛隊の日報にあった「戦闘があった」との報告。もちろん公式文書なのですが、これを受けて、「法的な意味での戦闘行為はなかった」と言っていましたね。
更に、そのような状態であっても、「国会答弁する場合には、憲法9条上の問題になる言葉を使うべきではない」と述べたのです。
いやぁ…呆れてモノも言えませんよ。この理論だったら現場で何が起こっていても、全て戦闘行為じゃなくなっちゃいますよ。建前とかそういう次元じゃないですよ。
そもそも法的な問題を持ち出すのであれば、今の自衛隊員の立場を理解しているんでしょうかね?戦闘状態じゃない場合、つまり平時での衝突ですが、この状態で仮に自衛隊員が他人を殺傷した場合、その隊員は罪に問われることになります。だって戦闘じゃないんだから。
逆に、万が一自衛隊員が死傷した場合。これも恐らく、単なる「労災」扱いでしょうね。あくまでも法的な意味で扱うのであれば。
これだけ不安定な立場で派遣されている自衛隊員のこと、ホントに理解しているんでしょうかね?
真っ当に自衛隊員を派遣したいのなら、憲法を変えないとダメです。それをやらずに言い逃れしようとするから、結局は現場にしわ寄せが来るのです。
国論を二分するような話ですが、やらないと筋が通りませんね。
でも、日本国民がそこまで成熟していないのではないかという懸念も…。