フロントブレーキ マスターシリンダー交換



▼ マスターシリンダーをブレンボラジアルに交換

スタンダードのFで一番不満なところは、やっぱりブレーキ。
一番最初に使っていたのは、一昔前の定番RC30流用の5/8インチ(15.9mm)だった。
暫く使っていたんだけども、割と握力が必要なので、効力を上げるべくNSR250Rのφ14のモノに交換した。
狙い通りに効力が上がって柔らかいタッチになり、好みの方向にはなったんだけれども、でも満足には至らなかった。

その後、RS125Rの方にブレンボラジアルマスターシリンダーを装着し、そのタッチ、フィーリングに感激。「これはFにも付けてやるぜぇ〜」と意気込んでいたんだけども、なかなか手は進まず……。つーか、いろいろ忙しくて(GP125のレースとか、全日本のメカとか)、Fに乗るヒマがなかったのさー。

最近になってようやくFに乗る時間が取れるようになってきたので、重い腰を上げて交換してみたのだ。

用意したブツは以下の通り。

  • ブレンボ製 ラジアルブレーキマスターシリンダー φ19xL16
  • ステンレスメッシュ テフロンブレーキホース
  • フィッティング類(ポジポリーニ製チタン)
  • フルードカップ(ブレンボ製)
  • フルードカップステー(そこらへんに転がっていたアルミステーを加工)
  • フルードホース(手元にあったのでメーカー不明)
  • ミラーホルダー(なるべくシンプルなモノを選んだらアクティブ製だった)

    ブレンボラジアルに交換するには、ホースも変えなくちゃいけない。マスターシリンダー側の取り出し方向が全然違うのだ。
    今まではマスターから2本出したホースをそのまま左右のキャリパーに振り分けていたんだけど、今回はちょっと拘って(今のレーサーっぽく)

     マスター(1本出し) → T字ジョイントで左右ホース分岐 → 左右キャリパー

    としてみた。
    ちょっと見辛いケド、こんな感じ。

       
    旧バージョン
    (ピンぼけでスンマセン)
     →  新バージョン

    Fのフロントフォークはストロークが長いので、前屈時と全伸び時のホース取り回しを両立させるのにちょいと苦労した。100点じゃないけど、まぁ及第点かな。
    (ブレーキホース交換時は、前屈と全伸びを必ず確認しませう。危ないバイクが結構あるぞー。長すぎて余っているのも美しくないよね)



    肝心のマスターシリンダーはこんな感じで取り付け。


    ミラーホルダーに共締めした自作アルミステーに、リザーバーカップを取り付け。
    フルードホースはRS125Rでも使ってる透明なタイプ。汗をかくのがちょっと難点だけど、エア抜きの時には便利。

    前方から。スロットルワイヤーはどう取り廻そうかと考えたけど、この通りに。
    ただ、レバーがフルストロークすると、スロットルホルダーに当たるのが難点。まぁ、ブレーキング時にはそこまで握り込まないので、実際には問題はないけども。

    ちなみに、スロットルホルダーはCBR400RRか何かの流用品。ちょっと前のホンダレプリカ系だったら、使えるモノが多いと思う。スロットルパイプはFのSTD。

    更に違った角度から。
    リザーバーカップの取り付けはアルミボルトを使用。でもこの写真には写ってない…。
    (1枚目の写真で確認して下さいマセ)




    んで、肝心のインプレはですね。
    正直に言って、RS125Rに付けたときほどの感動は無い。
    ブレンボラジアルの一番良いところは、ブレーキングからリリースするときのコントロール性に有る(と思っている)んだけど、街乗りじゃそこまで使い切る事はないからね。
    ただ、峠などでそれなりのペースで走ったときや、間違ってサーキットに持ち込んだときは十分にメリットを感じられると思う。
    でも、絶対的な効力は十分に上がっているし、微妙なコントロールもやりやすくなっているので、付けただけの効果は十二分に有る。
    とりあえず、フロントロックが出来る位までには効力が上がったかな。それだけでも大違いなのだ。




    あ。
    そう言えばブレーキスイッチが付いていない。
    そのうち付けよう、そのうち。
    ブレーキ時には必ずリアブレーキを使う派なので、ブレーキランプが点かなくて危険だって事はないんだけど、車検に通らないしねぇ。






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