place:Tsukuba Circuit weather:Clear/Cloudy , 4℃ course condition:Dry
◆ 朝・パドックにて
いよいよ、RS125Rでの初走行である。
正直なところ、不安で一杯だった。なにせ、初めて乗る純レーサー、初めて履くスリックタイヤ、オマケにサーキットを走るのは去年の10月末以来のおよそ3ヶ月半振り、と不安要素のフルコースだったのだから当然だ。初めてのマシンで勝手が分からず、セッティングもクソも無い状態。なにせファイナルを勘違いしていて、走行30分前に慌てて交換する始末。先が思いやられる。
今日は、ヘルパー兼フォトグラファーのしもまきさんと、エリア125 (と、スポットで全日本) を走っている国際ライセンスホルダーの弟が応援 (決して冷やかしではないハズだ。ましてやコケる現場を押さえて笑い飛ばすためでは無いハズだ。たぶん。) に来てくれている。かなり心強い。
それにしても、メチャクチャ寒い。この寒さの中を走るとは、なんと物好きなんだろう……と他人事のように思うワタシであった。
◆ 9:30〜9:55 1本目
いよいよ走り出す。
走り出したんだけど……。やっぱり、サーキットの走り方をすっかり忘れていた。
サーキットの"スピード感"に目が、体が付いていかない。体中に力ばかりが入ってしまい、全く走りにならない状態である。そのままヘロヘロと周回を重ね、一本目はアッという間に終わってしまった。ストップウォッチの調子が悪かったため正確なラップタイムが残っていないのだが、走行中に確認した限りでは、タイムは1分11秒くらい。ダメすぎ。MH80Rに換算すると、1分20秒くらいかもしれない。ああ、ダメダメだ。
とりあえず、初めて乗ったGP125はと言うと。
もっとパワフルかと思ったのに、思ったよりパワーは無かった。驚き度から言えば、初めてMH80Rに乗ったときの方が大きいかな。ただ、トルクは随分ある。アクセルを開けたときのトルク感が、MH80Rとは全然違った。
また、スリックタイヤはもっとべったりとグリップするモノだと思っていたのだが、BSタイヤの特性もあるのかもしれないが、予想していた"ベタグリップ感"と言うモノは無かった。ただ、限界が果てしなく先にある感じで、それが見えなかった。
◆ 11:00〜11:25 2本目
■ マシンが全く寝てないの図 ■
また、膝のタンクへの当たりが悪かったので、ウェスを丸めて即席パッドにし、ガムテープでタンクに張り付けた。
2本目、コースイン。
流石に1本目よりはペースが速い。セッティングを変更したフロントフォークも、タンクに張り付けた即席パッドもいい感じだ。
だがまだまだ、レーシングスピードには程遠い走りである。
ただダラダラ走っていても意味がないので、色々と試してみる。最初はブレーキングをしっかりやってコーナーへアプローチする練習をしようと試みてみたが、どうも上手くない。ギクシャクするだけでリズムが取れない。
なので中盤からは、ブレーキングはソコソコでもいいから、少しずつスピードを載せてアプローチするようにしてみた。
すると、ようやく走りのリズムを取り戻し始めた。走るのが楽しくなってきて、なんとかイケルかな……?と思ったところで無念のチェッカーフラッグ。得てしてこんなモンよね。
またしてもストップウォッチの調子が悪かったので正確なタイムがわからないのだが、恐らく1分9秒くらいか?もしかすると1回くらいは8秒台に入ったかもしれないケド……。タイムとしては散々だけど、GP80の時の走りが出来れば、4秒くらいまでは間違いなく出せる見通しは付いた。まぁその位、今日の走りはダメダメだったと言うワケだ。
◆ 今日のまとめ
とりあえず、GP80の時の走りの感覚を取り戻すのが第一。まずはそれからだ。
って言うか、GP125でツクバ59秒?それって人間じゃないな。